WL No.468 駆逐艦 荒潮 ハセガワ
キットレビュー

朝潮型駆逐艦4番艦 荒潮キットレビュー。2018年発売、ハセガワが2017年から出している朝潮型の最新キットです。最新技術がふんだんに盛り込まれた、精密なキットとなっています。

荒潮外箱

ハセガワのリニューアル駆逐艦は、キャラメルボックスではなく、軽巡以上と同じ箱型になっています。

荒潮ランナー

ランナー数は過去の駆逐艦と比べ、かなり多め。写し忘れましたが更に砲塔ランナーが別途あります。

荒潮精密パーツ

一つ一つのパーツが小さく精密なディティールで、インジェクションの都合か、余白を大きくとってレイアウトされています。

荒潮舷側モールド
ついにウォーターラインの駆逐艦キットでも舷側窓と舷外電路のモールドが入るようになりました。最初に見たときはちょっと感動。

甲板は前方部分が別パーツ化されています。姉妹艦の差異を出すためでしょうか。

では、始めていきます。

荒潮スプレー塗装

いつもどおりランナーのまま塗装。艦艇パーツだけは色が違うので切り離し。

塗装済みランナー

塗り終わり。右の3つ縦に並んでいるのが砲塔ランナーです。折角なので、パーツを少しアップで見てみましょう

舷側窓
舷側窓にはヒサシもついてます。
機銃台モールド
機銃台のモールドもクッキリ。今までなら省略されていた周りの機材もモールドされています。
単装機銃

単装機銃の形がよくわかります。(使わなかったので他のキットに流用しようかな)

パラベーン

パラベーンのモールドも凝ってます。

組み立て開始!

艦艇パーツ接着

艦艇パーツを歪みなくピッタリつけたかったので接着時にピンチで挟んで一晩ねかせてみました。キット自体がきっちりしているので必要なかったかも。

リノリウムをアクリルガッシュで筆塗りし、大きめの構造物・砲塔・魚雷管などを接着。ハセガワのキットはリノリウム抑えや、舷側とリノリウムの境目がはっきりモールドされているのが特徴です。おかげで塗膜の厚いアクリルガッシュでもモールドが埋まらず、ガッシュ塗りに向いています。

甲板上のアップを幾つか。

魚雷装填装置

魚雷装填装置のモールドもこれまでにない細かさ。

リノリウム抑え
リノリウム抑えもクッキリ残りました。もしかすると少しオーバースケールに作っているのかも。
荒潮 製作中

艦橋横・煙突横の甲板横端にある穴は、ボートダビットの取り付けダボです。ありがてぇ・・・ありがてぇ・・・最近取り付け位置のわからないキットで資料とにらめっこすることが多かったので素組派にフレンドリーです。

荒潮 ボートダビット

ボートダビットや各種細艤装取り付け。パーツは細かいですが、手こずる部分は余りありません。

荒潮 完成全景

ボートをとりつけ、細部を塗装して完成!新世代のモールドと、組やすさのバランスの良い、良作キットでした。

荒潮 後方
艦尾アップ
艦橋アップ
錨アップ

ハセガワのリニューアルキットは本当に良いものなので、少し慣れた方には胸を張っておすすめできます!

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